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横浜立教会「第4回公開講座」報告
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  横浜立教会の第4回公開講座が、6月18日(土)にヨコハマプラザホテルで行われました。今回は、本学の元総長で名誉教授の押見輝男先生に「私の中の自分〜不安な時代の中で自己に向き合う」というテーマでご講演いただきました。
  講演は、はじめに、自分について「私は、……」という短い文を10通り書かせる「Who am I ?(W I)検査」という心理検査が紹介され、押見先生ご自身の回答を示されて、これによって、その人の外的自己(社会的・人間関係的に規定された側面の自己)と内的自己(当人のみが把握できる側面の自己)という2つ自己が明らかになるということをわかりやすく解説されました。そして、たとえば、先生のご回答の「私は、『君子豹変す』を座右の銘としている」という文は、外的自己の「セルフ・モニタリング」(時と場所に応じて自己表現を自在に操ることができ、判断基準が他者依存的である性質)に結びつく。また、「私は、ゴリラ・グッズのコレクションにはまっている」という文は、内的自己の「個性化・独自性の追求傾向」に結びつく。と、言われてみればなるほどと納得させられる小気味のいいものでした。
 なお、本論からは外れますが、先生のご回答の中に「私は、からだが不自由である」という文があり、これについて、先生が幼少時小児麻痺に罹患されて小学生時代は歩くことができず、卒業するまでご母堂が付き添われて、授業時間中は教室の後ろに座っていらっしゃったとのお話をうかがい、胸が締め付けられる思いがしました。このようなご体験をきわめて自然に話され、また、心理学の対象として客観的に分析される先生の研究者としての見事さにも感服いたしました。
 講演は1時間という短時間だったため、「私」の中にいる外的自己と内的自己にいかに向き合うかという結論部分について、十分に敷衍していただくことはできませんでしたが、2人の自己がいることを受け容れて、能の「相舞」・「連舞」のように「他者と協同して,互いの自己実現をめざす」、「和合と自律を重視して生活する」、「あいまい」の意味合い深さなど、先生のお人柄の滲み出た深い提言を示していただきました。

(S49川添利賢 記/S35卒 尾崎茂雄 写真)

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横浜立教会-2010年作成-2011年6月30日更新
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